随談第612回 神無月の夕顔

今月もまた月をまたいでしまった。余儀なく簡略版と行こう。

窓に這わせている夕顔がこのところになってよく咲く。大輪だと開けば直径10センチは優に超える、薔薇や何かのようなギラギラしたところが少しもなく、これほど清楚な花もないだろう。本来なら、夏もそろそろ終わり涼風が立つ頃に咲くのだが、今年の秋は夏のごとき熱気が続いたので少しも咲かず、今年はダメかと思っていたら、今になって、例年以上によく咲く。夕方に花開いて、翌朝にはしぼんでしまうという、あとくされのないところがいい。日付が変わるぐらいの時刻が一番の盛りで、もうひと仕事という前に夕顔を見るために外に出るのがこのところの日課となっている。

        *

という前口上を書いたのが10月末。それだに随分遅いのだが、そのまま、書き足す暇の出来ないままに早や11月も一週間。というわけで思い切って今回はこれまで、次回、今回書くつもりでいたことも併せ、載せることにします。ご了解ねがわしう。

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