随談第6回 ここらでちょっとひと理屈

随談を書き始めて一週間。これが6回目だから、開店の売り出しのように短い間に詰めて書いて店先を賑わしたが、第1回にも書いたように、そろそろ週一回程度にペースを定め、連載のコラムでも書くようなつもりで書いていくことにしよう。それも、これまでのように、雑然と日記のように書くよりも、月替わりか何かでテーマを立てて書いた方が、バラエティが出来て面白そうだ。もちろん、テーマを決めるといっても、そこは随談だから融通無碍、話はどうワープし、飛躍するかわからない。

劇評を書くつもりはないと言ったが、いわゆる劇評集をつくることを目的にはしないということを言ったまでで、何かを言えばおのずと、なんらかの意味で批評になってしまうのは、性(さが)のようなもので避けようがない。同じように、正面だてて歌舞伎を、役者を論じなくとも、おのずと話はそこへ巡ってくるに違いない。目刺を論じて話は勘三郎に及び、レタスを語るうちいつしか玉三郎の話になっている、というのがもし批評の醍醐味だというなら、ちっとは目新しいタイプの評論集ということにならないとも限らない。

というわけで、次回からはしばらく野球談義を始めよう。題して「上村以和於野球噺」。

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